■ 読書備忘録(ビジネススキル、税務等に関する書籍の読書備忘録。キーエッセンスのみを引用。参考になれば幸い。)

・「事業の中心となる専門的な能力があれば、事業を経営する能力は十分に備わっている」← 致命的な仮定!

専門的な仕事をこなすことと、その能力を活かして事業を経営することは全く別の問題である。

・起業したら3つの人格が必要
① 起業家(変化を好む理想主義者)長期的視野
② マネージャー(管理が得意な現実主義者)
③ 職人(現場で手に職を持った個人主義者)短期的視野(まさに今だけ)

・自分が居なくても上手くいく仕組・・・「事業のパッケージ化」の考え方を持つ
① ハードシステム
② ソフトシステム
③ 情報システム
→システムがクライアントを満足させる・イノベーション→数値化→マニュアル化 が事業を発展させるコツ・初めから一流企業のように経営する・例え、一人でも組織図を作る。(ex.営業部、総務部、経理部、購買部等々)・あなたの事業はあなたの人生では無い。事業と人生は全く別物。人生の目的は事業に奉仕することでは無い。反対に、事業は人生に奉仕することである。

■ 私見
スタートアップ時には特に、経営者は3つの顔を持たねばならない。「起業家」と「管理者」と「職人」である。専門家しかり飲食店しかり、、、どのような業種業態に関わらず経営者はあらかた職人だらけ。起業家と管理者の顔を持つ時間と能力に欠けている。製品・商品・サービスが良かろうが並だろうが、起業家と管理者が居ないビークル(組織体)は成長しない。個人事業主や小企業としてそれなりの規模を安定的に、かつ拡大路線を考慮しないスタイルやポリシーを貫くモデルなのであれば、それでも全く構わない。しかし、少なくとも職人という専門家(専門バカ)の視点だけではなく、大局的・俯瞰的な視野を持ったうえでビジネスを軌道に乗せてもらいたい。でなければ、数年で廃業の憂き目を見る確率は高まるだろう。

Posted by:TAXDESIGN_Naoki Miyamoto

TDA株式会社代表取締役兼CEO & Founder, 税理士

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