■ 読書備忘録(ビジネススキル、税務等に関する書籍の読書備忘録。キーエッセンスのみを引用。参考になれば幸い。)

・時間が足りないとよく言われるが実際はその反対である。我々には時間がたっぷりある。
ただそれを無駄使いしているだけなのだ。
時間の不足を嘆くのではなく、時間の無駄使いを嘆くべき。

・投入と産出、原因と結果、努力と報酬、の間にはどうにもできない不均衡がありその割合は凡そ80対20。

・投入と産出は釣り合う×
原因と結果は釣り合う×
10日働けば1日の10倍稼げる×
友達は等しく大切× → 誰からかかってきても同じように応対する

本当に高い生産性を上げているのはごく一部の資源。大半の資源は浪費されている。

・「決定的に重要な少数」と「取るに足りない多数」の差に気づき何らかの手を打てば生活は豊かになる。

・目標達成にあまり貢献していない資源は投入しないor控える
 目標達成に大きく貢献する資源は出来る限り沢山投入する

・結果の80%は原因の20%から起こる。原因のほんの一部が結果の大部分を決定する。

・「初期値に対する鋭敏な依存性」・・・入力にほんのわずかな違いがあっても、出力の際に膨大な違いが生じる現象。

・常に生産性が高いもの・・・数が少ない
 常に生産性が低いもの・・・数が多い

・最小限の努力で最大限の利益を上げる。

・努力の平均水準を上げるのではなく、努力を一点に集中する。

・網を広げるのではなく、網を狭める。

・多くの分野で平均点をとるのではなく、一つの分野で突出した成績を上げる。

・決められたコースで走るのではなく、近道を探す。

・日常生活で出来る限りアウトソースを進める。

・手当たり次第にチャンスに飛びつくのではなく、気を静め仕事量を減らし、ゴールへの最短距離に照準をあてる。

・最も単純な20%が何かを常に考えさらに磨きをかけこれ以上は単純化できないというところまで単純化標準化する。

・無駄な飾りや過剰なものはどんどん捨てる。

・単純化できないものは捨てる。

・重要なのは一部の顧客であり、大半の顧客では無い。

・ビジネスのあらゆるレベル(市場分野、製品、顧客、部門、従業員等)で努力と報酬は釣り合わない。

大きな黒字を生み出す数少ない分野を見つけだし黒字を最大化すること。

会計は凹凸をならしてしまうため見えなくなっている。プラスとマイナスを相殺したものを見ていて、それは決して全体像ではない。見えないところでプラス要因とマイナス要因が激しくせめぎあっている。陰に隠れたものを白日の下にさらしマイナス要因を抑えプラス要因に最大のパワーを与えるようにする。

・全てを犠牲にしてあくせく働かないと何事も達成できないと思い込んでいるだけ。大事なのは選択とひらめき。ひらめきという幸運はゆったりとした気分でいるときに訪れる。ひらめくまでは時間がかかるが悠然と構える。(ex. ゆったりと風呂に浸かっていたアルキメデス。リンゴの木の下にぼんやり座っていたニュートン)

■ 私見
人生もビジネスも重要なことはほんの僅かなことに支配されている、とする。その重要なこと(80%)はささいなこと(20%)が原因だという。著者の言う、80対20という割合は、読者に分かり易いような割合にしているのであって、実は、5対95や10対90だったりすることもある。不均衡レベルは考える以上に大きいということだ。結果を出せるもののみにフォーカスせよ、それによれば時間は有り余るほどある、という視点は大いに実践すべきことと考えている。

Posted by:TAXDESIGN_Naoki Miyamoto

TDA株式会社代表取締役兼CEO & Founder, 税理士

2 thoughts on “ 努力と報酬は釣り合わないことを知ろう ”

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