【002】社会とは ~ソサイエティとコミュニティ~(2)

無論、意見や感想、疑問、反論などを「表明せず、自分の中にしまっておく」のであれば、それはどのように感じ、思い、考えてもよいことですし、言葉の定義も私の提示するものに沿う必要などなく、自らの言葉の定義にだけ沿って考えても何ら問題はありません。

私が口を挿む話でもないでしょう。

 

しかし、それを第三者に公表する場合には話が違います。

当ブログのコメント欄に自分の意見を書く場合はもちろん、それが読者自身の持つメディア(ブログやSNSなど)に引用して記載する場合であっても同様です。

 

インターネットは「ネットワーク」ですから、接続できる人にとっては、どこからでも誰でも見ることができるものです。

 

そこでの公表は、自らのメディアであるから自在に記述することが許される、というものではありません

自らが新聞・TV並みのメディアと同じことが可能になったのですから、好き勝手というのではなく、一定のルールに従う必要がある、ということです。

【002】社会とは ~ソサイエティとコミュニティ~(1)

【000】言葉の定義、【001】コミュニケーション、と拙生の記事の前提となる事柄を挙げてきたが、まずは当方のブログ記事に対するスタンスを述べてから、今回のテーマである「社会とは」の本論に入りたいと思う。

 

既に【000】の記事の最後で述べていることではあるが、あえて再度述べておきたい。

 

私の物事へのスタンス、即ち今般の、当ブログ記事に対するスタンスは、「同一の発信者が同じ言葉を使えば、同じ意味・内容を示している」ということが担保されるべきであり、受信者とのコミュニケーションが成立するためには、少なくとも「言葉の定義」が発信者と受信者の間で同一のものを共有していることが必要であるという考えによるものである、ということを私の記事を読む方には、予めご承知おきいただきたいと考えている。

 

そこがずれたままで思考と議論を重ねても、建設的なものにならず、単なる無駄である。

 

私も、期待通りのリアクションが返ってくるばかりではないことは承知しているが、読者の皆様にも前提条件として、拙生の記事を読み、それに対する意見や感想、疑問、反論などを表明するのであれば、自らの言葉の定義にだけ沿うのではなく、一旦、私の提示する言葉の定義に沿った上で思考し、議論を重ねることを遵守していただきたいと考えます。

 

それは、議論する相手の“思考”へ敬意を払い、尊重することに他ならないからです。

【001】コミュニケーションとは(7)

にも関わらず、多くの人がここで間違いを犯してしまう。

 

この場合で言うと、彼が【そうか...今回もはぐらかされたか...きっと未だ早いってことなんだな!】という風に、相手からのメッセージを違うものとして勝手に解釈し、別のものとして受け取ってしまうようなことである。

 

いわゆる誤解とはこういう形で起き、それによって実際のメッセージと異なる解釈をさらに加えていき、相手の考えとどんどん乖離していってしまうことになるのである。

 

コミュニケーションを成立させ、期待通りのリアクションを引き出すというために何をすべきか、というのは「コミュニケーション術」と呼ばれる範疇であり、今回のテーマから外れるが、1つだけ述べておくのであれば、

「伝達するメッセージは、相手が返報しやすいように、明確な表現をすること」

ということである。

 

即ち、重要なことはメッセージを作成する段階で、自分の考え・意図を整理しておく、ということに尽きる。

 

コミュニケーション術については、詳しくは、別の機会をつくって述べることにする。

【001】コミュニケーションとは(6)

では、コミュニケーションの不成立とはどういうものなのか?

 

彼 『結婚しよう!』 ⇒ 彼女 『え?何か言った?』

これはコミュニケーションが不成立なのは明らかであるが、それ以前に伝達そのものが不成立の場合である。

つまり、伝達が不成立ならば、相互の伝達を要するコミュニケーションは当然に不成立である。

 

彼 『結婚しよう!』 ⇒ 彼女 『あのスマホ、新作が出るらしいよ?』

(彼女が意図的にこの返答をするパターンも考えられるが、今回は心理学的な所見や交際術のような見地については、一旦横に置いておく。この件は、別の機会に触れても良いかもしれないが...)

発信者のメッセージとしては自分との結婚に対する可否を返答として期待していることが解るが、それに対して受信者からのリアクションは可/否のいずれでもなく、全く別の話題に関するメッセージが発信者に伝達されたということが解る。

彼のメッセージに即したリアクションが返報されず、全く別の話題を振られているのであるから、これはコミュニケーションが不成立であると言える。

【001】コミュニケーションとは(5)

前回の内容が一体どういうことなのかを例示してみる。

 

今仮に、仲睦まじく見える若い恋人同士がいたとする。

そこで彼からのプロポーズの言葉があった場合を考えてみたい。(極端な例の方がハッキリしやすいため)

 

彼 『結婚しよう!』 ⇒ 彼女 『宜しくお願いします!』

これはもちろん、コミュニケーションが“成立”している。当然である。

 

彼 『結婚しよう!』 ⇒ 彼女 『いや!私、結婚は別の人とするの!』

これでもコミュニケーションは“成立”しているのである。

納得いかないかもしれないが、成立・不成立というのであれば、少なくとも成立はしている。

 

前者はコミュニケーションで伝達したメッセージに対して、期待通りのリアクションが返報されて“成功”した、ということである。

後者はその逆で、期待外れのリアクションが返報されて“失敗”した、というに過ぎない。

 

両者とも、彼のメッセージに即したリアクションが返報されていることは同様であり、コミュニケーションが成立していると言える。