■ 読書備忘録(ビジネススキル、税務、心理学等に関する書籍の読書備忘録。キーエッセンスのみを引用。参考になれば幸い。)

・会社や業界が違い、立場が違う人にとっては、論理がなかなか繋がらない。

・仮説 → 検証 → 修正 → 仮説 → 検証 → 修正 → 仮説・・・このサイクルを早く回すことがコツ。

・調査と分析は、「クイック&ダーティー」精度は粗くて良いからすばやく結論を出す。

・調査と分析の目的・・・仮説が正しいか間違っているかを検証するため。常に何のためにdataを集めるのか、基準になる仮説を意識して進める。→ 調査と分析は必ず仮説とセットで行う。

・事実と意見は分離して議論する。

■ 私見
事実と意見は分離して議論することは非常に大切である。事実とは、誰から見ても客観的であるがままの加工していない内容、情報のこと。対して、意見とは、そのあるがままの事実に対して、人が感じたこと思ったこと考えたことをその人の価値観や立場を基に述べる内容のこと。客観的なことと、コンサルティングした人が主観的に反応して喋ることの2つは、別個で議論されなければならない。

そもそも事実とはたくさんある事実の中からコンサルティングする人が取捨選択した内容だけをピックアップしているのであるから、事実だけを述べたとしてもそこにも主観性や恣意性が生じていることに留意しなければならない。全ての事実を述べるわけにはいかず、ハイライトや言いたいことを述べるからだ。そこでクライアントに述べたくない事実が仮にあったとしても、議論しなくてもいいわけでは無い。マイナスの情報も取捨選択して伝えるべきである。とにかく、コンサルティングを行う際にはどうしてもアドバイザーの主観性の余地は免れない。

Posted by:TAXDESIGN_Naoki Miyamoto

TDA株式会社代表取締役兼CEO & Founder, 税理士

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