■ 読書備忘録(ビジネススキル、税務、心理学等に関する書籍の読書備忘録。キーエッセンスのみを引用。参考になれば幸い。)

・問題の大きさは、「目標と現実の差異」、「計画と実績の差異」、「希望と現実の差異」

・マトリクスシートで考えよ(組み合わせは発想の宝庫)

・目標仮説は、
① 魅力度
② 必然度
③ 実現可能性で考える

・目標を具現化・数値化せよ

・目標仮説
 いま・・・(原因と動向を含む)現状列挙
 しかし・・・不満あるいは期待や理想のギャップを列挙
 だから・・・どうする、どうしたい、将来に対する期待・心配を列挙

・情報分析法
① マクロで見る・・・経済動向
② パターンで見る・・・市場・競合動向
③ エコノミクスで見る・・・収益動向
④ トレンドで見る・・・技術・環境動向
⑤ データの母集団を確かめる
⑥ データの信頼性を確かめる(異常値、ばらつき、出所、目的)

■ 私見
問題解決(ソリューション)を提供するサービスは、TDA株式会社が得意とする領域である。
現状分析を行い、何が問題なのか?というのは、要は、現状と目標にしていることのギャップ(差)だったり、現状及び過去のの実績と今後どうするかの計画のギャップだったり、現状とそうありたいという希望のギャップだったりする。分析のスタートは、今一体何がどうなっているのか?を知ることである。今現在のことを詳しく調べることで、良くないところ直すべきところが表面にあらわれてくる。それが未来への期待や理想である。その未来へ行きつくためにはどんな施策や行動が必要なのか?を次に考えていく。

情報分析法で留意すべき点は、上記⑤ データの母集団を確かめる と⑥ データの信頼性を確かめる ことである。情報を収集する際、母集団が多ければ多いほど正確性の高いものが得られることは自明の理だが、リソースの面の制約等々から全ての母集団の情報を集めることはまず不可能。母集団の選び方がそもそも合っているのか?(間違った母集団を選択していたら結果は無意味である)、母集団の総数はある程度許容範囲か?をよくよく検討しなければならない。情報の出所(どの機関組織団体がそれを作成したか?出来るだけ直近の資料なのか?)を脚注に記載されているがこれを見落としがち。ここがキモである。出来るだけ、見聞きしたものではなく、第一次情報(孫引きでは無く、公的機関が公表している情報はある程度信頼性が高い)を利用する。得た情報にばらつきや異常値がないか、もしあればその理由は何か?を詳細に調べること。分析は、あくまで結果を判断するツールにしか過ぎないが、過去と現在の実態や実情をなるだけ適正に把握するためには手を抜くことが出来ないものである。

Posted by:TAXDESIGN_Naoki Miyamoto

TDA株式会社代表取締役兼CEO & Founder, 税理士

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