レナード・ムロディナウ

メニューは飲食店の最重要資産である

■ 読書備忘録(ビジネススキル、税務、心理学等に関する書籍の読書備忘録。キーエッセンスのみを引用。参考になれば幸い。)

・パッケージのデザイン、パッケージの個装のサイズ、メニューの書き方、メニューのフォントといった「環境的な要因」が消費者に無意識の影響を与えている。
→それが自分に影響を及ぼすことはあり得ないと信じている。しかし、それは間違っている。

「環境的な要因」はどれだけの量を食べるかだけでは無く、その食べ物の味をどのように感じるかにも強力な、そして無意識の影響を与える。
(ex. しゃきしゃきのキュウリ。滑らかなマッシュポテト)

・高級料理店で好みを聞かれて、「真に迫った形容詞とともに出される料理が好きです」などと答えたら恐らく不思議そうな目で見られるだろう。しかし、実際のところ、料理の説明はその味をどう感じるかにかかわる重要な要素の一つである。
これを「流暢さ効果」「サブリミナル効果」という。

・人は商品に満足するかどうかは商品の品質によると考えているが、実は、商品をどう感じるかはその商品の宣伝活動にもかなり大きく左右される。
(ex. ビールのブランドのラベル、値段が違うだけで全く違う味に感じることがある)

・直接的・明確な側面(ex. 飲み物)
 間接的・暗黙の側面(ブランド・値段)
の両方が相まって働くことで精神的経験(つまり、味覚)はつくりだされる、のである。

■ 私見
驚くべき内容であろう。要は、飲食店のメニューの内容、順番、書き方、写真といった構成次第で味も変わるのである。もちろん売れ行きも変わるのである。メニューは飲食店の顔であり、かつそこでしかサービスラインを消費者に見せられない、最も重要な資産である。メニューの重要性を熟知し、メニュー構成全般について考えに考え抜いた飲食店は残念ながら非常に少ない。もったいない。

ウリが全く分からない(全ての料理が並列に記載されていて売れ筋や人気の料理が分からない)、
どれがオススメなのか分からない、
メニューが多すぎてどれを選んでいいか分からない(多ければ多いほどほど客は選択に混乱する)、
写真では美味しそうに見えない(プロカメラマンを使っていない。シズル感ゼロ)、
文字が貧相(フォントは一般的なゴシック体とか)、
フォーマットをそのまま使っている(ビール会社から与えられたメニュー表そのまま)、、、、
きりがない。
これらを改善することで売れる商品が変わり、売りたい商品が売れ、消費者が分かり易いと評判になり、、、という好循環が生まれる。
所詮メニュー。されどメニュー。
飲食店経営者は心しておくべきである。

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