【002】社会とは ~ソサイエティとコミュニティ~(10)

では、他方のソサイエティは何かを考えていきます。

 

前述しているように 「community ⊆ society」 であり、コミュニティと合同ではなく、包含関係となる大小を持つことは言うまでもありません。

ここから、ソサイエティは複数のコミュニティを含むことができ、コミュニティを構成要素とする、それよりも大きな集団であるということが解ります。

 

ソサイエティに含まれる各コミュニティは、それぞれ目的を持ちますが、それらは共有されている訳ではありません。

ソサイエティでは、構成要素たるコミュニティがバラバラの目的を持ち、記号体系や記号の構成環境を共有しなくてもよいことにしている、と考えて下さい。

 

もちろん、このままではコミュニケーションは成立しません。

 

同じソサイエティに属していれば、何らかの形で対話や伝達は為されるでしょうが、コミュニケーションとして成立しているかどうかは、個別に見ていかねば判らないものとなるでしょう。

 

しかし、そのような不便・不都合があっても1つの集団とする意義がある場合にソサイエティとして存在できると言えます。

ソサイエティでは、構成要素たるコミュニティにバラバラの目的や記号体系というような“個性”を認めている、と言ってもよいでしょう。

 

即ち、ソサイエティを表すキーワードは

「多様性」

であると言えます。

 

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