【002】社会とは ~ソサイエティとコミュニティ~(9)

コミュニケーション(communication)の語源は、ラテン語の『communis(共通の)+ munitare(通行可能にする)』であると言われており、共通の記号の構成環境を有し、同一の記号体系下で齟齬なく双方向のやり取りが可能であることが、コミュニケーションというものの本質を表していることが解ります。

 

ここまでくれば、皆様お気づきのことと思いますが、コミュニティ(community)の語源も同じものであり、『communis(共通の)』を有しています。

 

社会という意味を示す語としてのコミュニティは、複数の人間の集まる「集団」であり、その構成員間におけるコミュニケーションが成立することを示しています。

 

ラテン語の『communis(共通の)』は英語で言う『common(共通の)』に相当しますが、コミュニティで共通に有するのは、上述した言語のような記号体系や、文化的背景などの記号の構成環境だけではありません。

 

コミュニティはその根幹として「目的・意義」を共有します。

言うなれば、「共通の目的を実現するために集まり、その意義に支えられた集団」のことをコミュニティという訳です。

 

それ故、記号体系や記号の構成環境を共有するのは「共通の目的を実現するため」なのですから当然ということになります。

 

これを疎かにした集団は、コミュニティとしての機能を果たせず、一時的に集まったとしても再びバラバラになってしまうのは言うまでもありません。

 

即ち、コミュニティを表すキーワードは

「共通性(同一性/画一性)」

であると言えます。

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